もくもく会ってどんな雰囲気なの?
気疲れしないポイントって何?
こんな疑問に答えていきます。
2017年から1年半もくもく会に参加しているiPhoneアプリ開発者の僕が解説していきます。
本記事の内容
プログラミングの勉強会やイベントは多数ありますが、初心者の方には「もくもく会」がオススメですね。
特に、今からプログラミング勉強するぞっていうスーパー初心者の人にオススメです。
気楽に参加できるからです。
僕は現時点で、1年半、毎月もくもく会に参加しています。
最初の頃は、誰とも喋れなかったです(恥)
でも今では、情報交換ができて、やる気を維持できる楽しい場になっています。
では、詳しく解説していきます。
※記事内にプロモーションを含む場合があります
もくもく会とは
もくもく会とは勉強会の中の1つのジャンルです。
もくもく会の特徴
このような特徴があります。
・ただ、もくもくと作業するのがメイン
・長時間開催が多い(9時間、泊まりで2日間など)
・無線LAN、電源、空調などはしっかり用意されてることが多い
・成果発表やプレゼンが少し含まれることもある
・会費は、無料から場所代をとるものまで様々
・言語の指定は、あるもの、ないものとある
ただ作業するだけっていうのが特徴ですね。
僕が通っているもくもく会は、ジャンルの指定がなく、会費も無料、大人数開催(40人くらい)なので気に入っています。
もくもく会を探す方法
最近は「勉強会」はオンラインで見つけて参加するのが一般的な流れですよね。
特にプログラミング勉強会の開催は活発です。
専門サイトがあるので、こちらが便利です。
Connpass
https://connpass.com
もくもく会カテゴリー(Connpass)
https://connpass.com/category/もくもく会/
もくもく会のカテゴリーページが存在していますね。
やる気が湧く
もくもく会の最大の魅力はコレだと思います。
まず、参加するだけでプログラミング学習のやる気が湧きます。
人に見られていると緊張感がでる
他人の視線があると、緊張感があるのでやる気でます。
とりあえずやるしかない
会場に来てしまうと、まわりみんな集中しているので、とりあえずやるしかない状況になります。
せっかくスケジュール調整して会場に来たのですから、やるしかないですね。
集中できます。
常連の人が多いわけでもない
僕が行っているもくもく会は、常連はそこまで多くないです。
・常連3割
・たまにくる人3割
・初参加4割
こんな感じです。
常連の人がデカい顔をして、幅を利かせている感じは一切ないです。
コミュニティが出来上がっていたりしないので、参加しやすいですね。
プログラミングや技術系の話が中心なのが好き
プログラミングや技術系の話が中心の雰囲気がありますね。
そこがこの勉強会の最大の魅力だと思います。
身分は関係ない
参加者の身分は関係ないです。
初対面の人が多いですし、年齢も言語もバラバラです。
つまり、自分が何者かは関係ないんですよね。
スキルや技術についてだけ話するって素敵じゃないですか。
僕が海外に住んでいた時は、常にこんな感じだったので、懐かしいです。
学歴とか会社名とか年齢とか見た目とかで決めつけてポジショントークしててもつまんないですよ。
(日本文化にありがち…)
自分が詳しいものについて、詳しい人同士でその話だけした方が楽しいです。
(雑談を拒否してるわけじゃないですよ…でも、雑談をあえて広げたりはしないようにしてます)
他人と話すと自分も整理される
もくもく会では、「自分が何をやっているか」を説明する場面が多いです。
だいたい、会話の一番初めはこれだと思ってください。
「今、iPhoneアプリを作っていて、Pythonも勉強中です」
みたいな自己紹介です。
相手の反応は置いておいて、自分の口で話すと自分の中で整理されるんですよね。
自分の目標や現状を、言葉にするとかなり整理されます。
ライバルが見つかる
ライバルが見つかるのもメリットですね。
自分よりちょい上のライバルが見つかる
自分よりちょい上の同レベルのライバルが見つかるといい刺激になります。
お互いに同じレベルなら、ギブアンドテイクが成立して情報交換もしやすいです。
別に話しかけなくてもいいんですね、眺めているだけで刺激になります。
自分より下の相手を見れる
いやらしい話で恐縮ですが、自分より下の相手を見れるのも快感です。
少しずつ、自分より学習が進んでいない相手を見つけられるようになってくるんですよね
(ほんと少しですけど)
そういう人を見て優越感に浸るのもなかなかのモチベーションになります。
「少なくとも自分はアプリリリースまで行ったから、こいつには勝ってるww」
みたいな、そういう気持ちになるのも悪くないと思うんですw
口には出さないですよ…w
自分のポジショニングを常に考え直すキッカケになる
自分よりはるか上のレベルの相手を見ると、自分のポジショニングを考え直すキッカケになると思います。
時間のかけ方が尋常じゃない超人を見れる
自分より知識レベルが明らかに上で、その上ですごく時間かけて勉強してるんだな、って思う人をたまに見かけます。
「子供の頃からずっと、生活時間のすべてをかけて、プログラミングしてきた」
「部活したり服を選んだりする時間よりも、ずっとプログラミングだけを考えてきた」
って雰囲気の人です。
見た目だけのハッタリの人もいますが、プレゼンなどを聞くと実力を判断できます。
そういう人を見ると思うんですよね…
「あ、俺、普通にやってたらこの人には勝てないわ」
僕は幼少期から全ての時間をプログラミングに投資してきたわけではないです。
なので、プログラミング以外のスキルと総合して勝ちに行かないとダメだなって、改めて感じます
(僕は初めからプログラミング一本で勝負する気はさらさらないです)
自分に最適な分野を探すのは大事
周りをしっかり観察して、自分に最適な分野を探すのは大事だと思います。
もちろん、勉強会に来ているような人達がこの世のすべてではないですが、考えるのは大事だと思います。
世界には天才が多いので、僕も生活の全ての時間をかけて挑まないと勝てないと思います。
天才っていうのは、それをやってます。
頭の良さでは割と負けない自信はあるんですが、「時間」には勝てない面はありますね。
なので、自然と時間をかけられる好きな分野を探していきたいなと、改めて思います。
気疲れを避けるポイント
もくもく会では、気疲れする面もあります。
仕方ないですね、初対面の人ばかりですし。
でも、ポイントを抑えれば気疲れを減らせます。
初回から多くを求めない
ぶっちゃけ、初回は面白くないです、たぶんw
僕は初回はクソ疲れました。
誰とも喋れなかったし。
なので、最初から初回は期待せずに行った方がいいと思います。
初回は、会場の下見、どんな人がいるか、の把握くらいでいいんじゃないですかね。
長いんで、途中で帰ってもいいと思います。
(あ、プレゼンは聞いた方がいいと思います。)
とりあえず、何回か行き続ける
何回か行き続けると、楽しくなってきます。
人間は心理的に「少しずつ近づいてくる相手に親近感を覚える」らしいです。
何回か行き続ける中で、少しずつ話せる相手が見つかってくるので楽しいです。
(自分の情報も小出しにした方がいいと思います)
月に一度くらいはいいペース
毎週とかなら、かなり気疲れしますが、もくもく会は月一開催とかが多いです。
月に一度くらいなら、いいペースですよね。
相手のことを覚えているか、覚えていないかくらいの距離感です。
(大抵、他人のことなんて覚えてません)
人間は心理的に「半年間会わなかった人間への親近感は消える」らしいです。
なので、最低でも、親近感の有効期限が切れない半年間のうちに1回くらい通うといいかもしれません。
相手のプロフィールをよく聞いておく
相手のプロフィールはよく聞いておいた方が効率的です。
自己紹介の時間やプレゼンの時ですね。
だって、自分の興味ある分野を勉強している人と話した方が絶対に効率いいです。
なので気になる分野はメモっておきますw
情報提供から入る
人間は心理的に、「相手から与えられると、自然と返したくなる」らしいです。
ギブアンドテイクですね。
なので、情報提供から会話を始めると、すごくやりやすいです。
プロフィールを聞いておいて、自分が知っていることがあれば、それをネタに話してみるといいかもしれません。
相手がそこまで求めている情報じゃなくても、キッカケになればいいと思うんですよね。
ただ…プログラミングの初心者の場合、自分から与えられる情報はほとんどないと思うので、この技はかなり難しいと思います…
ただ情報がなくても、褒めることでも「ギブ」になります。
うざくない程度に、相手を褒めるのはアリだと思います。
実際、プレゼンが終わった後は、会場内は情報交換が活発に行われているので、それを観察するとわかりやすいと思います。
質問するのは難易度高い
質問するのは、実際は難易度高いと思いますね。
質問はギブアンドテイクでいうと、いきなり「テイク」を求める行為です。
特に「これ全部教えて」「迷ってるんですけどー」みたいなのはやめた方がいいと思います。
プログラミングやっている人達は極度に論理的思考の持ち主なので、答えの出ないような非合理的な会話は嫌われる傾向にあると思います。
軽い質問や、答えが決まっている質問とかはありだとは思います。
(と言いつつ、僕は結構質問して、教えてもらっちゃったことは多いです、感謝)
プレゼンで情報収集
もくもく会でも、プレゼン発表の時間がある場合があります。
僕は、これにすごく魅力を感じています。
多ジャンルの話を聞ける
自分の興味のなかったような、多ジャンルの技術の話が聞けます。
最新の技術だったり、ネットや本では見つけられない話題も多いので面白いです。
例えば、僕はサーバー、インフラ系の話はまったく知らなかったりします。
自分で調べる気もないので、すごく役に立ちます。
なんとなく概念をわかっているだけで、自分の分野と紐づいてきたりします。
話している内容と、話している人のキャラクターが結び付けられる
対面でプレゼンを聞くと、話している内容と、話している人のキャラクターが結び付けられるんです。
これはかなり大事なポイントだと思っています。
普段、ブログや本ではどういう人がそれを書いているかが、わからないんです。
それが、このプレゼンではわかるんですね。
しかもリアルで会ってるので、会話の雰囲気、性格、作業スピードなんかもわかっちゃいます。
これ深いですよ…
言語選びの決め手になる
言語によってキャラクターがかなり違うのがわかります。
やっぱ傾向ってあるんですね。
・自分と趣味の合いそうな人
・自分と性格が似てそうな人
がやっている言語をもっと勉強してみようかな、って思うのはアリだと思います。
情報の価値が判断しやすい
プレゼンが上手い人の情報は、自分の中で価値が高いです。
つまり、リアルプレゼンだと情報の価値が判断しやすいんですね。
話し方だけじゃないです。
・やたら自信がある人
・経験や実績を元に説明してる人
・数字を使って説明してる人
・出し惜しみしない人
こういう人はやっぱすげえなって思いますね。
特に「自信」ってリアル空間じゃないと判断しづらいので、その点便利です。
ググるよりも効率がいい
プレゼンを聞くのは、ググるよりも効率がいいと思います。
もちろん、自分には不要な情報もありますし、「早く終われよ」って思うプレゼンもたまにあります。
でも、上に書いたように、発言している人のキャラクター情報が付随しているので、やはりお得だと思います。
僕はいつもプレゼンをメモして、帰りの電車の中で気になったキーワードを調べて勉強してます。
ぶっちゃけ、はじめは9割の単語がわからなかったです。
今も8割はわからないんですがw
それでも、事業アイディアを考えるときには、こういうことの積み重ねが大事になってくると思っています。
人間のキャラクター情報はマーケティングに繋がってくるので、大事だと思います。
自分で発表しよう
応用編になりますが、もくもく会で自分で発表するのもオススメです。
恐縮ですが、発表するメリットは基本的に「自分のため」だと思ってます。
(僕は1年半で3回発表しました)
モチベーション維持になる
これが一番です。
ぶっちゃけ8割これです
聞いてもらってるみなさん、すいません…
やはり聴衆がいないと、話をまとめる気にはなかなかならないです。
締め切りがないとやらないです。
ブログも一緒ですね。
聴衆がいても、一番の聞き手は自分自身です。
自分に何が足りてないか気付ける時間になります。
自己紹介になる
自分がどんな人が知ってもらえるのは、すごくいいことだと思います。
自分の興味や関心が伝わると、よりコミュニケーションに繋がると思います。
特に、プレゼンで伝えられる情報量は莫大なので、言葉で説明するより効率的です。
(すべての情報を出す必要はないと思いますけどね)
コンテンツ提供になる
上の方でも書きましたが、自分から情報をギブした方が、人間関係構築は簡単です。
反応を探れる
これも結構、嬉しいポイントですね。
ブログだと、自分の話のどの部分がヒットしてるか探りにくいです。
でも、対面式のプレゼンはどこにみんなが興味持ってるか反応を見れるんですね。
しかも、どんなキャラクターの人がどこに反応してるか見えます。
僕は、プレゼン中にわりと、みんなの反応を見てます。
こんなリアルタイムなマーケティングのチャンス早々ないですからね。
というわけで今回は以上です。
もくもく会は、やる気維持と、情報交換のためにオススメです。
技術の話が中心の雰囲気で、会話しなくてもプレゼンで情報収拾できたりします。
自分でプレゼンをしてみるのもオススメです。